東洋医学、特に中国伝統医学である中医学の歴史は古く、2000年以上前から現在に至るまで、人々の健康の維持・増進に役立てられてきました。
東洋医学において重要な思想の一つに「気」の思想があります。
気とは、目には見えないが万物の根源であり、気の働きが生老病死に密接に関わるとされています。
気の存在は長らく謎に包まれ、良くも悪くも「神秘」的なものという扱いでしたが、近年は科学的な研究も進んでいる様です。
気が充実し適切に動いていれば健康を維持できますが、これが不足したり停滞したりすることで病や老いに繋がります。
そこで、鍼灸治療や適切な養生によって気を補い巡らせることで、健康の維持・病の予防・アンチエイジングができることを、古代の人々は発見したのでしょう。
東洋医学には、「未病治」という言葉があります。
これは、未だ病でないものを治すという意味で、現代で言えば予防医学やアンチエイジング（抗老化医学）に近い意味合いでしょう。
東洋医学の思想は、健康増進やアンチエイジングに役立てることができます。
