目に関するQ&A
Q:角膜移植について知りたいです。
角膜移植手術も最近は進歩が見られます。今までは全層角膜移植といって、角膜をすべて取り換える方法でしたが、現在は悪い所だけを取り替えて健常な部分を残して行う手術手技が開発されています。確かに理にかなった流れだと思います。角膜は大きく分けて、角膜上皮、角膜実質、角膜内皮の三つに分けられます。角膜上皮が悪くなった場合は、角膜輪部移植、角膜上皮培養移植が適応になります。また角膜実質の混濁のみで角膜内皮細胞が健常な場合は深層角膜移植術が適応になります。
最も新しい手術として注目されているのが角膜内皮移植(DSAEK:ディセック)という手術で、この手術は無縫合で手術が可能なため、現在米国では全層角膜移植にとって代わる治療法として数多くの症例が行われています。この手術の特徴は全層移植に比べて、様々な利点がありますが、術後早期に移植片が脱落しやすいなど、まだ改善すべき問題点をもっています。
現在、角膜移植医療の問題点はドナー角膜の不足です。現在角膜の再生研究が大学病院を中心に行われており、将来的に角膜移植はドナー角膜に頼らず、角膜が再生される日が来るかもしれません。
最も新しい手術として注目されているのが角膜内皮移植(DSAEK:ディセック)という手術で、この手術は無縫合で手術が可能なため、現在米国では全層角膜移植にとって代わる治療法として数多くの症例が行われています。この手術の特徴は全層移植に比べて、様々な利点がありますが、術後早期に移植片が脱落しやすいなど、まだ改善すべき問題点をもっています。
現在、角膜移植医療の問題点はドナー角膜の不足です。現在角膜の再生研究が大学病院を中心に行われており、将来的に角膜移植はドナー角膜に頼らず、角膜が再生される日が来るかもしれません。