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目に関するQ&A

Q:空手をしていますが、メガネやコンタクトレンズは割れるのが怖く、飛んでしまう怖れがあるため裸眼でしています。何か良い方法はありませんか。

A:格闘技をしている人の視力の矯正は、ソフトコンタクトレンズが最も安全だと思われます。しかし、ドライアイなどで装用できなかったり、乱視が強くてソフトコンタクトレンズでは十分に矯正できない場合もあります。こういった場合は、ラセック(LASEK)やピーアールケー(PRK)やスマイル(SMILE)というレーザーによる近視矯正手術がよい選択肢になると言われます。

■ソフトコンタクトレンズが、手術で近視を矯正
運動をしている人の中には、近視で悩んでいる人が多くいます。特に武道、格闘技などをしている人は切実に感じているようです。メガネやハードコンタクトレンズは割れたり飛んだりすると危険なので、そういった危険を回避するため、競技でメガネやハードコンタクトレンズを禁止していることもあるようです。そのため、近視でよく見えなくても、裸眼のままで競技をしている人が多いと聞きます。
このような場合、ソフトコンタクトレンズは比較的安全で、飛んでしまうことも少ないため、良いかもしれません。しかし、ドライアイなどでもともとコンタクトレンズが合わなかったり、乱視が強すぎて乱視入りソフトコンタクトレンズでは矯正不能であったりすると困ってしまいます。こういった場合、レーザーによる近視矯正手術という方法があります。
ただし、視力の回復が早いレーシック(LASIK)という手術方法は角膜表面にフラップという蓋を作りますので、格闘技などで加わる強い打撲には少し不安が残ります。そのため、激しいスポーツをする人には、フラップを作らないラセック(LASEK)という方法が良いと思います。視力回復までには少し時間がかかりますが、手術後1カ月程度で運動を再開しても構いませんし、手術後の目の強度が弱まることもなく、安心して競技を行うことができます。
ラセックはPRKより痛みが少なく、プロボクサーや力士のような職業の方が受けられて、快適に競技を続けています。スマイル(SMILE)というフラップを作らないレーシック(LASIK)でもよいと思います。
 

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