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目に関するQ&A

Q:眼の疲れ・肩こり・頭痛がひどいです。

A:いわゆるVDT(Visual Display Terminal)症候群かもしれません。


VDT症候群とは

VDTというのはVisual Display Terminalの略で、コンピュータなどモニターディスプレーとキーボードなどの端末のことです。
これらを使って長時間作業を行うことにより、眼精疲労や全身倦怠感、ひどい場合にはイライラ感や不安感・憂うつ感など心身症の症状が起こるものを総じてVDT症候群・テクノストレス眼症と言います。

診断基準としては、①眼精疲労(他覚的検査による診断が望ましい)、②頚肩腕手指などの痛み・しびれなどの異常、③精神神経系の異常、の3つがあります。
これらのうち一つだけあてはまる場合は疑い、①と②または①と③にあてはまるものを不完全型、①~③すべてにあてはまるものを完全型に分類します。

VDT作業は1日4時間まで

VDT症候群の自覚的症状として多いのは目の疲れ、肩こり、イライラ、首から肩への痛み、目の痛み、かすみ目などほとんどが眼精疲労の症状に一致しますが、これらの要因として、視覚器要因、環境要因、作業要因、心的要因が関係すると言われています。視覚器要因は、モニターが原因で起こるもので、画面のちらつきや目の疲れを感じます。
近くを見る時はピントを合わせるために筋肉に力を入れますが、長時間モニターを凝視すると筋肉が緊張しすぎてけいれんを起こします。

また、モニターの種類にかかわらず、視線がモニターと原稿とキーボードの間を常に移動し、目のピントの調節を頻回に行わなければならないことや、モニターの明るさ不足や外光の映り込みなどがあれば、それらが眼精疲労を招く原因になります。
VDT作業中はまばたきの回数がかなり減ることがわかってきており、ドライアイの関与も重要視されるようになってきています。
VDT作業のための指針が厚生労働省や日本産業衛生学会などでつくられていますが、それらによれば連続作業時間は50分~1時間以内、10~15分の休憩を入れる、1日の作業時間は短くなるよう配慮または4時間を超えないようにするなどとなっています。

眼精疲労やドライアイを他覚的に検査するためには眼科受診が必要です。
眼精疲労の原因の一つである調節緊張や調節けいれんの程度を調べ、治療を行います。
メガネやコンタクトの度が合っていないと目が疲れます。また作業が長時間におよぶ場合、パソコンやタブレットの距離に合わせたメガネやコンタクトを使用すると楽になります。
ドライアイがある場合、まばたきの回数を意識的に増やす、視線を下げて眼の露出表面をできるだけ減らす、環境湿度を上げる、人口涙液の点眼を行うなどが有効です。
環境要因や作業要因の問題が大きいと考えられるときは、産業医に相談してください。

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