目に関するQ&A
メガネをすると近視が進むって本当ですか?
A:近視の発症・進行のメカニズムについては、今のところまだ解明されてはいません。 しかし、近年の研究で、通常のメガネやコンタクトレンズよりもオルソケラトロジーでの矯正の方が近視進行抑制効果があるということが分かってきました。 ただし、メガネやコンタクトレンズでもあまり近視が進行しないケースもあり、単一の機序では説明できない複雑な多因子が影響していると考えられます。
■どのような人が進行するのでしょうか
近視の原因には遺伝によるものと生活環境によるものがあります。生活環境による原因としては、近くのものをじっと見る作業を長時間続けると近視は進行しやすくなると考えられています。
それは次のような理由によります。
近くを見る時には、人間は無意識のうちに目を凝らしてピントを合わせています。ピントを合わせた時には毛様体筋という目の中の筋肉に力を入れます。その刺激が眼軸長、つまり目の奥行きを長くさせると言われています。眼軸長が長くなると、遠くのものを見るときにピントが合いづらくなります。つまり近視が進行するということです。そのため、テレビゲームを長時間やったり、本を近いところで読んだりすると、近視が進んでしまうのです。
これを防ぐために、テレビゲームは1時間続けたら10~15分休み、本を読むときは正しい姿勢で明るい場所で、近くになりすぎないよう気をつけるようにしましょう。また「屋外で過ごす時間が長いと近視になりにくい」ということが分かってきています。外で遊ぶ時間(1日2時間以上が効果的と言われています)を作りましょう。
それは次のような理由によります。
近くを見る時には、人間は無意識のうちに目を凝らしてピントを合わせています。ピントを合わせた時には毛様体筋という目の中の筋肉に力を入れます。その刺激が眼軸長、つまり目の奥行きを長くさせると言われています。眼軸長が長くなると、遠くのものを見るときにピントが合いづらくなります。つまり近視が進行するということです。そのため、テレビゲームを長時間やったり、本を近いところで読んだりすると、近視が進んでしまうのです。
これを防ぐために、テレビゲームは1時間続けたら10~15分休み、本を読むときは正しい姿勢で明るい場所で、近くになりすぎないよう気をつけるようにしましょう。また「屋外で過ごす時間が長いと近視になりにくい」ということが分かってきています。外で遊ぶ時間(1日2時間以上が効果的と言われています)を作りましょう。
■近視は遺伝しますか。
日本人は近視の原因となる遺伝子を持っている人が、他の民族より多いと言われています。両親とも近視の場合は、その子供も近視になる可能性は高くなりますので、環境にはより注意を払う必要があります。
■どのようなメガネをかければよいのでしょうか。
度数の強すぎるメガネをすると、遠くを見る時は見やすいのですが、近くを見るときは必要以上に毛様体筋に力がいるので、近視は進行しやすくなります。メガネは過矯正にならないように気を付けましょう。