白目やまぶたの裏側にゴミがついたものを結膜異物と言います。

結膜異物は、砂や虫など、様々なものの飛入が原因で起きます。重篤な後遺症が残ることはまれですが、強い痛みや流涙など不快な思いをします。
白目の上にある結膜は、目の上下で裏返って、まぶたにつながっています。結膜が切れてゴミが目の裏側にいくことはありませんので、あわてる必要はありません。
目にゴミが入ったら、まずきれいな水道水や市販の目薬などで十分に目を洗ってください。洗面器の水に顔をつけ、瞬きを繰り返すのもよい方法です。ゴミは上の結膜に入ることが多いので、指でまぶたを持ち上げ、目は下の方を見るようにして洗うのが効果的です。コンタクトレンズは上の方にずれていることが多く、足元を見てまぶたの上の方をそっと押すようにすると戻ることがあります。
また、まれにコンタクトレンズがずれて白目に食い込んでしまうことがあります。この場合、痛みが強くコンタクトレンズは動かそうとしてもなかなか動きませんが、黒目にかかっていなければ、あわてる必要はありません。コンタクトレンズ専用のスポイトがあれば利用してください。どうしても取れなければ、無理をせず眼科を受診してください。