目に関するQ&A
Q:眼内レンズに寿命はあるのでしょうか?
40代や50代という早い時期に白内障を発症して手術を受ける人は、術後の生活も40年、50年と長く続きます。その間に眼内レンズが劣化するのではないかと心配する患者さんが結構いるのです。
もちろん眼内レンズに寿命がないわけではなく、いつかは劣化するでしょう。しかし、それは人間の寿命よりも長いとされています。特に厚労省の承認基準を満たしているレンズの寿命は、その素材の加速度劣化試験等を行ってJIS規格に適応していますから心配する必要はありません。また、並行輸入している自費の多焦点眼内レンズの場合も、ヨーロッパのCEマークを取得していますので品質には問題ありません。CEマークとは、EU(欧州連合)地域の法律が定める安全基準を満たしていることを証明する表示のことをさします。
心配なのは眼内レンズの耐用年数よりも、むしろ眼内レンズを入れる水晶体の袋(嚢)を支えるチン小帯のほうが、加齢とともに緩んだり、外傷やアトピー、アレルギーなどで 弱くなっていくことです。
とても稀なケースではありますが、手術から数年経過してチン小帯が緩み、眼内でレンズがズレて視力が低下したり、緩んでいたチン小帯が外れて眼内に落下したりすることもあります。このようなことは残念ながら予測できませんので、ズレたり落下したりしたら治療を行うようになります。
もちろん眼内レンズに寿命がないわけではなく、いつかは劣化するでしょう。しかし、それは人間の寿命よりも長いとされています。特に厚労省の承認基準を満たしているレンズの寿命は、その素材の加速度劣化試験等を行ってJIS規格に適応していますから心配する必要はありません。また、並行輸入している自費の多焦点眼内レンズの場合も、ヨーロッパのCEマークを取得していますので品質には問題ありません。CEマークとは、EU(欧州連合)地域の法律が定める安全基準を満たしていることを証明する表示のことをさします。
心配なのは眼内レンズの耐用年数よりも、むしろ眼内レンズを入れる水晶体の袋(嚢)を支えるチン小帯のほうが、加齢とともに緩んだり、外傷やアトピー、アレルギーなどで 弱くなっていくことです。
とても稀なケースではありますが、手術から数年経過してチン小帯が緩み、眼内でレンズがズレて視力が低下したり、緩んでいたチン小帯が外れて眼内に落下したりすることもあります。このようなことは残念ながら予測できませんので、ズレたり落下したりしたら治療を行うようになります。