幼い頃からの夢をかなえて
イルカショーのトレーナーに!!
イルカショートレーナー
杉村 菜摘さん
1997年3月8日生まれ 東京都出身
東京で生まれ育ち、小さい頃からの憧れを憧れで終わらせず、夢を貫き通してイルカショーのトレーナーとして活躍中。
小学生の頃には水族館で働くことが
はっきりとした夢になりました。
水族館などで、ショーをご覧になったことはありますか?
海のいきものとトレーナーの息の合った楽しいショーに歓声を上げたことがある方も多いのではないでしょうか。誰にでも子どもの頃の鮮明な思い出はありますが、憧れを憧れで終わらせず、夢を貫き通して実現させた素敵な女性にインタビューしました。
―― トレーナーになるまでの経緯を教えていただけますか?
杉村菜摘さん(イルカショートレーナー)「東京で生まれ育ち、小さい頃に鴨川シーワールドによく連れて行ってもらっていました。シャチのショーに感動し、トレーナーになりたいと思うようになりました。幼稚園の頃は、犬を飼っていたので、トリマーとシャチのトレーナーの両方に憧れがありましたが、小学生の頃には水族館で働くことがはっきりとした夢になりました。それならと母がスイミングスクールに通わせてくれて、小学校中学年くらいから泳ぎを習いました。」
―― 小さい頃からの自分の夢をかなえるためには、ご家族の応援も大きかったですよね。その後は専門学校に通われたということですか?
杉村さん「普通の高校に通ったあと、ドルフィントレーナーの専門学校に2年間通って、20歳から南知多ビーチランドで働いています。就職活動をするにあたり全国の施設を調べ、イルカショーのレベルが高く、お客さんとの距離も近いところに魅力を感じ、南知多ビーチランドを選びました。これだけお客さんとイルカやトレーナーの距離が近い施設は他にはありませんね。」
―― 初めの頃は研修やトレーニングなどあったのでしょうか。苦労したことなどはありますか?
杉村さん「研修期間、トレーニング期間は特にありません。働きながら、少しずつ学んでいきます。
ビーチランドに入社してから最初の4年程はアシカ担当で、アシカショーを行っていました。そこからイルカ担当に変わり、念願のイルカショーを担当しています。アシカは陸の上でも動ける動物ですが、イルカは水中しか動けないので、飼育する際に気を付けるポイントが変わってきます。一歩間違えばスタッフも動物もケガをするので、細心の注意を払って毎日仕事をしています。
苦労したのは、イルカの口先でフープを回すパフォーマンスを教えた時です。もちろん言葉は通じないので、どう教えたら伝わりやすいか考えるのにとても苦労しましたが、小さな目標を立ててクリアしていき、最終的にフープを回せた時にはとても感動しました!」
―― 地道な努力の積み重ねですね。その中で、目が悪いことはハンディになりそうですね。水の中に入るお仕事なので、メガネやコンタクトレンズは不便なことが多いですよね。目が悪かった頃はどのようにお仕事されていたのでしょうか?
杉村さん「コンタクトレンズをして水の中に飛び込むとコンタクトレンズがはずれてしまうので、はずして、ぼやけたまま仕事をしていました。水の中は特に見づらかったです。一緒に出演するスタッフとのアイコンタクトもわかりづらく、ショーの合間にコンタクトレンズをつけはずしするのも面倒でした。」
―― それは大変でしたね。今はかなり快適になったかと思います。お仕事や趣味など生きがいと感じていらっしゃることはありますか?
杉村さん「仕事にとてもやりがいを感じています。お客さんから褒めていただいたり、質問をされることも多く、イルカショーを通じて大好きな動物の魅力を伝えられることが喜びです。」
―― スタッフ間や動物との信頼関係も大切なお仕事ですね。
杉村さん「はい。イルカ、セイウチ、アシカなどチームに分かれていて、皆でコミュニケーションを取って仕事をしています。また、イルカも性格や能力に違いがあるので、すぐにショーに出られる子もいれば、じっくり取り組むタイプもいて面白いですね。」
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